2017.11.30

冬も家庭菜園を楽しもう!冬に植えて春に収穫できる野菜6選

心地良い気候の秋が過ぎると、寒い冬がやってきます。お庭やベランダからは彩り豊かな花は減ってしまいますが、冬でも育てられる植物は意外とたくさんあります。
その中でも、春に収穫できる野菜栽培がおすすめです。しかも、ガーデニング初心者の方にとって、冬は夏より野菜を育てやすい季節でもあるのです。

そこで今回は、冬の家庭菜園で育てるおすすめの野菜や、育て方のポイントについてご紹介します。

冬から始める家庭菜園のメリットとは?

気温が低く多くの草花が枯れてしまう冬は、植物の栽培には適していないと思う方が多いのではないでしょうか?
冬は気温が低く日照時間も短いため、夏に比べると植物の育成速度が遅くなりがちです。

しかし冬は、病気や害虫、雑草などが発生しにくいほか、水やりも夏場よりも気にかけなくて良いため、手間がかからないというメリットがあります。
そのため冬は、ガーデニング初心者の方でも家庭菜園を始めやすい時期といえるでしょう。

冬の家庭菜園で育てるおすすめの野菜6つ

ここでは、冬に植え付け、翌年の春に収穫できる、家庭菜園にぴったりなおすすめの野菜を6つご紹介します。


■ほうれん草
冬の葉菜類の代表格であるほうれん草は、寒さに強く虫がつきにくいのが特徴です。
気温が低くなり、霜に当たるとぐっと甘みが増すという性質があります。
短期間で収穫できる野菜のため、すくすく育つ様子が目で見て楽しめます。

家庭菜園では、なるべく日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。


■小松菜
小松菜は、暑さや寒さに強く、冬場は病害虫の心配もないため、プランターや植木鉢などで簡単に育てられる家庭菜園向き野菜の1つです。

連作が可能な葉菜類で、1年を通じて育てられます。そのため、いくつかのプランターに1~2週間ずらして種をまくと、長期間収穫を楽しめます。


■ネギ
ネギは雪が降っても冬を越せるほど寒さに強く、冬に植えるのにぴったりな野菜です。
種から栽培することも可能ですが、苗づくりに時間がかかるため、苗から育てることをおすすめします。
また、スーパーで買ってきたネギの根を切り落とし、そのまま土に埋めてもよく育ちます。

暑さと高温に弱いため、日が強く当たる場所は避け、半日陰で育てるようにしましょう。


■エンドウ(サヤエンドウ、スナップエンドウ)
エンドウは、10~11月に種をまくと、翌年の春にたくさんの収穫を楽しめる野菜です。
エンドウには、サヤエンドウとスナップエンドウがありますが、これらは同じ野菜。
未熟なサヤの時点で収穫したものをサヤエンドウ(絹サヤ)、成熟した実とサヤを収穫したものをスナップエンドウと呼びます。
また、スナップエンドウの中にある実は、皆さんご存じのグリーンピースです。

エンドウは寒さに強く、ベランダ栽培でも丈夫に育てやすい野菜です。
1種でさまざまな楽しみ方ができるので、ぜひ取り入れてみてください。

■かぶ
かぶは小かぶ、中かぶ、大かぶに分けられており、プランターや鉢などで育てる場合は、栽培期間が短い小かぶがおすすめです。
種まき後1カ月半~2カ月程度で収穫が可能です。

耐寒性はありますが、発芽適温が15~20℃のため、日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。

■アスパラガス
春先に土から顔を出す芽の部分を食べるアスパラガス。一度栽培すると、5年以上収穫を楽しむことができる宿根性の野菜です。
種から育てると収穫まで時間がかかってしまうため、冬に植える場合は苗からのスタートがおすすめです。
丈夫な性質のため手入れも簡単で、病害虫の心配もほとんどありません。

冬の家庭菜園を成功させるポイントとは?

野菜にはそれぞれ発芽に適した温度がありますが、多くの野菜にとって冬の気温は低すぎるため、冬場は野菜栽培には適していません。
しかし、耐寒性が強くて丈夫な性質のものを選び、その野菜に合った育て方さえ行えば、春にはおいしい野菜が収穫できます。

特に種から育てる場合は、発芽までがとても重要な時期となります。
そのため、育てたい野菜の発芽適温や植え付け時期を事前にしっかりと確認し、それに合った環境づくりを行うことが大切です。

もし、植え付ける土の温度が低すぎる場合は、ビニールハウスや、プランターごと部屋の中に入れたりして発芽を促すなど、防寒対策を行うようにしましょう。

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