水やりの基本

水やりが変わると、植物が変わります。
水やりの基本は「土が乾いたらたっぷりと」。とはいえ季節や天候、場所によって土の乾燥具合が異なります。植物の性質や水の温度にも気を配り、それらの状態を判断しながら行います。的確な水やりで植物は生き生き育ちます。

水やりの役割とは・・

植物を育てるのにもっとも大切な水やり。植物に水を供給させるとともに、様々な効果があります。

  • 水分の供給
  • 根に酵素を供給
  • 葉に付いた埃を除去
  • 高温期の温度調整

水やりのポイント

タイミング
水やりは、単に決まった時間ではなく、土の乾き具合や植物の様子を見ながら行いましょう。
温度
水の温度は冬で10~20℃、夏で20~30℃が目安です。水が極端に冷たい、または熱すぎると植物に障害が出る場合があります。
水やりの量
生育期は、水をたっぷりと与えますが、たとえ水やりの回数が少なくても、植物の根元までしっかりと届くように水やりすることが大切です。

方角に合わせる

方角によって、異なる日差しと付き合うことが大切です。
植物は気温が上昇する前の、朝(夜明け)から 午前中にかけて光合成が盛んになります。午前中の水やりが効率良く、かつ最適です。
西
夕方、1日で最も土が乾 いた時間帯に西日を受けるため、植物は比較的乾 燥しやすくなります。とくに夏場は、夕方の水や りが重要です。
土や植物は10~14時頃の気温が最も高くなる時間帯に強い日差しを受けます。とくに夏場は、朝夕の水やりが欠かせません。
強い日差しを受けにくいため、土は極端な 乾燥状態にはなりません。

季節に合わせる

土の状態は季節ごとに変化していきます。
最も植物の活性が進む季節。土の乾燥に気を配りながら午前中の水やりが理想的です。
あげた水が高温になる日中を避けて、朝夕2回の水やり。鉢植えは乾燥しやすいので、毎日の水やりが必要です。
土や植物の状態を見極め、1~2日に1回の頻度で水やりを行います。午前中の水やりが最適です。
土の乾燥具合に応じて、また夜間の凍結を避けて、太陽が当たる日中の水やりが理想的です。

強い根をつくる、理想的な水やりとは?

植物に水を与えることを灌水(かんすい)と言います。植えて間もない植物は、乾燥に注意して水をたっぷりと与え、土に根づくことを促します。植物は根から酸素も吸収しています。灌水は、酸素と水をともに吸収できるように行うことが必要です。

土の状態は季節ごとに変化していきます。

ジョウロなどを使っての水やりは、表面だけの水やりになりがちで、土の深いところまで十分にいきわたらなくなってしまいます。

水が表面にしか届かないと、植物は浅いところでしか根を張らず、強い根をつくることができません。

水量を少なくしたホースで水を出したまま約30分かけ、じっくりと水を与えると、土の深いところまで浸透させることができます。

土の深いところまで水が浸透した状態なら、表土が乾いた時に、植物は水を求めて土深く根を張るので、毛細根が増え成長が促進されます。

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