2017.09.29

イタリアンパセリやチコリなど、料理に使えるハーブ4種とその育て方

ご自宅で育てたハーブを使用してお料理やお菓子をつくりたい!と考えている方は多いのではないでしょうか?
ハーブにはとても多くの種類があり、その育て方や使い方はさまざまです。
そこで今回は、これからガーデニングを初心者の方にもおすすめの、お料理でも使用できるハーブ4種についてご紹介します。

イタリアンパセリ

■イタリアンパセリの特徴と育て方
パセリといえば、パスタやオムライスなどの付け合わせとしてよく使用される、葉の縮れた「モスカールドパセリ」が有名ですが、葉っぱが平たく香りもまろやかな「イタリアンパセリ」は幅広いお料理に使用できるおすすめハーブです。

イタリアンパセリは、ビタミンやミネラル、ビタミンなどの栄養素を豊富に含んでいるため、美容と健康に効果的な葉野菜の1つです。

3~4月の春の時期、9~10月の秋に、種をまくか苗を植えて育てます。
明るい日陰でも育ちますが、できるだけ日当たりや風通しの良い場所で育てるようにしましょう。


■調理法
イタリアンパセリは香りも味もまろやかで、クセが少なく食べやすいのが特徴です。
食感が柔らかいので生のままサラダにしても良いですが、細かく刻むとさらに香りが広がるため、お肉や魚介類と一緒に炒めたり、スープに入れたりなどもおすすめです。

チコリ

■チコリの特徴と育て方
フランス名では「アンディーブ」という洋野菜で、デトックス効果が高いハーブとしても知られています。

スーパーなどで売られているチコリは、小さな白菜のような形をしていますが、これは「軟白栽培」といって、新芽を日光に当てずに育てたものです。
軟白栽培はかなりコツがいるため、ガーデニング初心者の方は、まずは葉野菜として育ててみましょう。

チコリは9月頃に種をまきます。地植えでも育ちますが、育苗ポットで苗を育ててから、鉢や花壇などに植え替えるほうが丈夫に育ちます。
鉢の場合でも地植えの場合でも、高温多湿や直射日光を避け、涼しく風通しの良い場所で育てましょう。


■調理法
チコリの根を乾燥させるとハーブティーとして、また、乾燥した根を刻んでローストすると、ノンカフェインコーヒーとして楽しめます。ヨーロッパでは古くから「チコリコーヒー」として愛飲されており、特にフランスでは今でも日常的に飲まれています。最近は日本でもその効能が注目されるようになり、ハーブ専門店をはじめ多くの食料品店で販売されています。
また、チコリの花や若く白い葉は柔らかく香りも良いため、サラダにしたり、パスタなどと炒めたりするのもおすすめです。

ローズマリー

■ローズマリーの特徴と育て方
独特の香りを持つ地中海沿岸地方が原産のハーブです。料理だけでなくコスメなどにも幅広く活用されています。

まっすぐ上に伸びる「立性」タイプと、地面を這(は)うように伸びていく「ほふく性 」タイプがありますが、どちらも日当たりが良く風通しが良い場所を好みます。
苗の植え付け、植え替えは春か秋に行いましょう。葉は少量ずつであれば1年中収穫できるのも魅力となっています。


■調理法
枝の部分を取り除いた柔らかい葉部分を使用します。
お肉やお魚との相性が良いため、ハーブチキンや白身魚などと一緒に調理すると香りが引き立ちます。また、チーズやバターなどの乳製品とも相性が良く、クリーム系のスープやソースとも合います。
また、乾燥させると香りが持続するため、ハーブティーとしても楽しめます。

セージ

■セージの特徴と育て方
セージにはさまざまな種類がありますが、一般的に料理などに使用されるセージは「コモンセージ」となります。
薬用としても使用され、のどの痛みや風邪の症状を緩和する働きがあるといわれています。

種まきは3~4月、または9~10月頃に行います。
病害虫には強いですが、高温多湿に弱いため、なるべく日当たりが良く風通しの良い場所で育てましょう。
また、水やりは表面の土が乾くまで待ち、乾いたらたっぷりと水をあげるようにしてください。


■調理法
セージの葉にある強い香りには、臭みを消す効果があるほか、防腐効果もあるため肉料理との相性が抜群です。そのため、ハンバーグやラム肉・豚肉料理などに使用すると良いでしょう。
また、セージには抗菌や止血、鎮痛作用があるとされる「タンニン」という成分が多く含まれています。タンニンは口内炎やのどの痛みの緩和にも有効とされているため、そのような症状があるときにハーブティーとして飲むこともおすすめです。

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