2017.12.27

お庭の花でスワッグ作り。作り方や飾り方をチェックしよう

季節を問わず、旬の植物で簡単に作ることができ、壁に飾るだけでお部屋にナチュラルな雰囲気を与えてくれると評判の「スワッグ」。スワッグとは一体どんなものなのでしょうか?
今回は、手軽に作れるお部屋の花飾り「スワッグ」について、その概要や作り方・飾り方のポイントなどをご紹介します。

スワッグってどんなもの?

スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」を意味する言葉で、植物で作った花束型の壁飾りを指します。

スワッグの代表的な材料であるヒバやモミなどの針葉樹は、1年中青々としているため、生命力の強さを表すとされ、ヨーロッパ諸国では古くから魔よけや幸運を呼び込むお守りとして、玄関ドアやお部屋に飾るという習慣がありました。
現在では、スワッグはインテリアとして世界中に広まっています。

植物で作る壁飾りといえば、枝を丸く型取った「リース」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかしスワッグは、リースよりも作り方が簡単で、デザインの自由度も高い点が特徴です。
材料によっては季節を問わず壁に飾ることができ、お庭で育てている植物で手軽に作ることができます。

スワッグ向きの植物

スワッグはさまざまな植物で作ることができますが、ドライ状態になったときでも、美しさ・かわいらしさをキープできる植物を選ぶようにしましょう。

スワッグ向きの植物としては、バラやカスミソウ、コットンフラワー、ミモザ、ラベンダー、あじさいなどの花や、ヒバやスギなどの針葉樹、ローリエやローズマリーなどのハーブがおすすめです。今年特に人気の植物は宿り木です。

ここでは、スワッグ作り初心者の方でも扱いやすく、加えるだけでおしゃれに見える植物をご紹介します。

■ユーカリ
葉の色合いが美しく香りも良いユーカリは、おしゃれなスワッグ作りにぴったりの植物。
品種も多く、それぞれ葉の形や色合いなどが異なるため、いくつかの品種を組み合わせて使用するのもおすすめです。

■プロテア
ドライフラワーとして人気のあるプロテアも、スワッグの素材に向いています。
花が非常に大きく存在感があるため、スワッグに1輪加えるだけでもインパクトがあり、ボリュームを出すことができます。

■センニチコウ(千日紅)
花茎にこんもりとした丸い花を咲かせるセンニチコウは、暑さにも寒さにも強く丈夫な性質の、ガーデニング初心者の方でも育てやすい植物です。
ご自宅のお庭で育てて、きれいに色づいたらスワッグに使用すると、楽しみ方の幅が広がります。

赤やピンク、紫、黄色など、鮮やかな色の品種が多いほか、ドライになったあとも花色を長期間保てるため、スワッグの花材としてとても人気が高い植物の1つです。

スワッグの作り方と飾り方のポイント

スワッグの作り方はとても簡単です。
お好みの植物の枝や花などを用意して、早速作ってみましょう。


■用意するもの
・お好みの植物
・剪定バサミ
・麻ひも
・装飾用のリボンやひも


■作り方
1.植物のバランスを見ながら、花束を作ります。
スワッグは基本的に壁に沿わせて飾るため、花束は「後ろ側を長く、手前側を短く」作るのがポイントです。
また、グリーン系の葉物を後方にし、カラフルな花や実は前方に重ねていくとバランスが取りやすいでしょう。

2.花束の下部(茎や枝の切り口部分)を剪定バサミでそろえます。

3.まとめやすいよう、花束の下部から約10cmにある葉を全て落とします。

4.花束が完成したら、束ねた部分を麻ひもなどできつめに結びます。

5.麻ひもを固結びしたら、残った部分で壁に掛けるための輪を作ります。飾る場所に合わせて長さを調整しましょう。

6.麻ひも部分に、お好みのテープやリボンなどを使って飾り結びを加えます。


■スワッグを飾るポイント
スワッグが完成したら、風通しが良い日陰の壁やドア、玄関などにつるします。
2~3週間たつと全体が乾いてドライフラワーになり、その後数カ月~半年ほど保てるため、季節ごとに植物の種類を変えたり、場所を変えたりして楽しみましょう。

また、小さめのスワッグをドアノブに掛けたり、スワッグにオーナメントなどの小物を足したりするのも、お部屋のおしゃれなアクセントになるためおすすめです。

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