インテリアにもぴったりのおしゃれなエアプランツ。種類や育て方は?
土が必要なく、水やりもほぼ気を使わなくて良いエアプランツ。
手間がかからず育てやすいことはもちろん、見た目もおしゃれなため、近年はインテリアプランツとしても人気が高まっています。
今回は、インテリアのアクセントとしておすすめのエアプランツの種類や育て方、長持ちさせる方法についてご紹介します。
土が必要なく、水やりもほぼ気を使わなくて良いエアプランツ。
手間がかからず育てやすいことはもちろん、見た目もおしゃれなため、近年はインテリアプランツとしても人気が高まっています。
今回は、インテリアのアクセントとしておすすめのエアプランツの種類や育て方、長持ちさせる方法についてご紹介します。
エアプランツとは、パイナップル科・チランジア属に分類される、常緑性の多年草のことです。
南米や中米など幅広い範囲に分布し、砂漠にあるサボテンや、山中の木や岩などに着生して自生しています。
エアプランツは大きく分けると以下の2つのタイプがあり、その品種は600種類以上あるといわれています。
■銀葉種(ぎんようしゅ)
葉の表面が「トリコーム」と呼ばれる細かい毛で覆われ、葉色がシルバーグリーン(白銀色)に見えるのが特徴です。
主に乾燥地帯原産のため、乾燥に強く、日当たりを好みます。
「ベルゲリ」「ハリシー」「コットンキャンディ」などの品種が人気です。
■緑葉種(りょくようしゅ)
銀葉種に比べるとトリコームが少なく、葉が緑色で表面につやのあるタイプです。
乾燥地帯が原産の銀葉種とは反対に、湿気の多い熱帯雨林が原産のため、多くの品種が直射日光と乾燥が苦手という特徴があります。
「ブルボーサ」「トリコロール」「ブッツィー」などの品種が人気です。
エアプランツは根を張らずに生育するため、土が必要ありません。
他の植物と比べると水やりの回数も少なくてすみ、肥料も与えなくて良いため、植物をあまり栽培したことがない方にもおすすめの植物といえます。
ここでは、エアプランツの中でも特に育てやすい銀葉種2種をご紹介します。
■コットンキャンディ
トリコームが一面に生えている銀葉種の中でも、特に銀色が強く細長い葉が特徴の品種です。
丈夫な性質で適応力が高いため、初心者の方にもおすすめです。
開花時期は特定されていませんが、株がある程度大きくなると、濃桃色の美しい花を咲かせます。
■イオナンタ
エアプランツの代表的な存在であるイオナンタ。エアプランツ愛好家からは「ピーナッツ」とも呼ばれている、とても人気のある銀葉種の1種です。
イオナンタはラテン語で「すみれ色」という意味で、鮮やかな紫色の花を咲かせることから名付けられたといわれています。
イオナンタには多くの品種があり、それぞれサイズや形も異なりますが、どれも丈夫で育てやすいため、イオナンタコレクターもいるほどです。
エアプランツは、他の植物と比べて手がかからないとはいえ、何もせず放置して良いというわけではありません。
日当たりや水やりに気を配ることで、美しい姿を長期間保つことができます。
ここでは、エアプランツを上手に育てるポイントをご紹介します。
■ほどよく日光が当たる場所に置く
エアプランツを上手に育てるには日光がとても大切ですが、強い日差しを直接当てると葉焼けを起こして枯れてしまうことがあります。
そのため、なるべくレースカーテン越しの日光や木漏れ日が当たる場所、午前中のみ日光が当たる場所などに置いて育てるようにしましょう。
また、緑葉種は比較的湿気に強いのですが、ほとんどの銀葉種は湿度に弱い性質のため、風通しが良い場所に置くことも大切です。
■週に1度は「葉水」を行う
エアプランツは乾燥に強いとはいえ、冷房や暖房などの影響で空気中の水分が少なくなると枯れてしまいます。
そのため、週に1~2回ほど、エアプランツ全体にたっぷりと霧吹きで水を吹きかける「葉水」を行いましょう。
葉水のあとは、風通しの良い場所でしっかりと自然乾燥させてください。
■月に1度は「ソーキング」を行う
「ソーキング」とは、ボウルなどの大きめの器に水をはり、その中にエアプランツ全体をすっぽりと浸す、水やり方法の1つです。
1回のソーキングは4~6時間が目安となります。
ソーキングを行う頻度としては、月1~2回程度が推奨されていますが、梅雨時期など、湿度が高めの期間は不要です。
ソーキング後は葉水のあとと同様、風通しの良い場所でしっかりと自然乾燥させましょう。