おしゃれな庭づくりにぴったり!オーナメンタルグラスとは?
最近、大きな花穂をつけるものや、細長く美しい葉を特徴とする植物をお庭に植えて花壇や寄せ植えのバランスを整えたり、インパクトを出したりするアレンジ方法が注目されています。
それらの植物は「オーナメンタルグラス」と呼ばれており、葉色や形が豊富で、栽培が簡単な品種も多数あることで人気が高まっています。
そこで今回は、オーナメンタルグラスの概要やおすすめの品種、植える際のポイントなどをご紹介します。
最近、大きな花穂をつけるものや、細長く美しい葉を特徴とする植物をお庭に植えて花壇や寄せ植えのバランスを整えたり、インパクトを出したりするアレンジ方法が注目されています。
それらの植物は「オーナメンタルグラス」と呼ばれており、葉色や形が豊富で、栽培が簡単な品種も多数あることで人気が高まっています。
そこで今回は、オーナメンタルグラスの概要やおすすめの品種、植える際のポイントなどをご紹介します。
オーナメンタルグラスとは、「オーナメント=装飾物」と「グラス=草」を掛け合わせた言葉で、お庭のポイントやアクセントとして植えることに適した、デザイン性の高い植物のことを指します。
オーナメンタルグラスには、主にイネ科やカヤツリグサ科の植物が多く、代表的なものとしては、カレックスやニューサイランなどが挙げられます。
お庭にオーナメンタルグラスを植えておけば、花があまり咲かない季節になっても、美しくおしゃれな雰囲気のお庭をつくることができるでしょう。
また、オーナメンタルグラスは丈夫で手がかからない品種が多く、育てやすいのも特徴です。
■カレックス
カヤツリグサ科の常緑多年草で、日本では約200種以上の品種が自生しているといわれています。
しま斑が入るものや、黄金葉、赤葉など葉色が豊富で、草丈も品種によって異なり、20cmくらいの短いものや、1m近くまで成長するものもあります。
横に広がって成長するため基本的には地植えで育てますが、高めの鉢の前方に植えて、垂れ下がる葉を楽しむのもおすすめです。
■ミューレンベルギア・カピラリス
シルバーグリーンの細くて繊細な葉が魅力的なミューレンベルギア・カピラリス。
花壇でも鉢植えでも育てやすい、暑さや寒さに強いイネ科の多年草です。
夏から秋にかけてつくスモーク状の淡い紫赤色の穂がとても美しく、穂が日に当たりきらきらと光り輝く姿はとても華やかで、幻想的な雰囲気。
草丈は50~90cmくらいが一般的ですが、大きく育つものだと150cm近くまで伸びるものもあります。
日当たりを好むため、日なたで育てるようにしましょう。
■パンパスグラス
青々とした細い葉と、夏から秋にかけて銀白色に輝く花穂をつける、ススキに少し似たイネ科の多年草です。
その花穂の美しさから観賞価値も高く、秋になると切り花としても販売されるほか、生け花やドライフラワーとしても活用されることが多い植物です。
花穂の高さは低いもので70cm前後、品種によっては背丈が2mを超えるものもあります。
お庭に植える場所や、その他の植物とのバランスを考慮して品種を選びましょう。
■ニューサイラン
扇状に広がる細長くシャープな葉が特徴の、常緑性の多年草です。
品種が多く、赤、紫、黄色の斑入りなど、美しい葉色のものが幅広くそろっています。
草丈は平均的に60~150cm、大きく育てば約3mまで伸びるため、低い植物、中位の植物と組み合わせて植えると自然なデザインになります。寄せ植えに使用すると立体感が出るためおすすめです。
■お庭のイメージや希望に沿った品種を選ぼう
オーナメンタルグラスとして植える植物を選ぶ際は、どのような気候に適した品種なのか、見ごろはいつなのかなどを事前に確かめておきましょう。
年間を通して鑑賞を楽しみたい場合は、常緑性で暑さ・寒さに強い品種、また、花盛りの季節にお庭にさらに彩りを添えたい場合は、春と夏に最も葉の色が美しくなる品種を選ぶことをおすすめします。
■育てるグラスの草丈は必ず事前に確認しよう
オーナメンタルグラスとして適しているといわれる植物の中には、人の背丈を超えるほど大きく成長するものがあります。
育ててみなければはっきりとは分かりませんが、育てたいグラスの平均的な草丈を事前にチェックしてから、植える場所を選ぶようにしましょう。
■繁殖力の低い品種がおすすめ
繁殖力が高いものを選ぶと他の植物の成長に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるため多くの種類の植物を育てている場合は特に、繁殖力の低い品種を選ぶようにしましょう。
また、オーナメンタルグラスを植える場所についても、事前に考慮する必要があります。