2017.07.31

マンションでもOK!ベランダガーデニングの始め方と注意点

「ガーデニングは、広いお庭があるお家でしか楽しめない」とあきらめていませんか?
実は、マンションや賃貸アパート住まいでも、ベランダで草花や野菜を育てて楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。
大がかりな準備をしなくても、手軽に入手できる道具や身近なプランターがあれば、小さな空間でもしっかり植物を育てることはできるのです。
今回は、アパートやマンションでも気軽に始められるベランダガーデニングの基礎知識と注意点についてご紹介します。

ベランダ栽培に適した植物って?

まずは、集合住宅でのベランダでも栽培できる植物探しから始めましょう。


■野菜の場合
 
ガーデニング初心者の方は「ベランダで野菜を栽培できるの?」と驚かれるかもしれませんね。
生育が良く、植える場所を選ばない野菜を選べば、ベランダでも家庭菜園ができます。

最近では、ベランダの植物を利用して夏の猛暑をしのぐ「緑のカーテン」が話題となり、「ゴーヤ」の人気が高まっています。
また、家庭菜園ではおなじみの「トマト」や「きゅうり」、「ピーマン」などもおすすめです。
その他、「なす」や「オクラ」など、丈夫でたくさん収穫できる野菜も人気です。


■お花の場合

集合住宅などのベランダでお花を栽培する場合、あまり背が高くなりすぎず、比較的手が掛からないものがおすすめです。
開花時期ごとにまとめてみましたので、参考にしてみてください。

・春…パンジー、ベゴニア
・夏…日日草、ペチュニア
・秋…マリーゴールド
・冬…クリスマスローズ、シクラメン

道具はどんなものを準備しておくと良い?

植える植物を決めたら、次は必要な道具をそろえましょう。

ベランダに適した植木鉢やプランター、そして植える植物に合った土は最低限必要です。
初めてベランダガーデニングに挑戦する方は、植える植物に適した肥料などがブレンドされた培養土を選ぶと安心です。

鉢やプランターは、栽培する植物の根の生え方などをあらかじめ調べておき、余裕ある大きさのものを選ぶようにしましょう。
材質もさまざまなものがありますので、用途やお好みによって選択するようにしてください。

また、種や苗を植えるときは水はけをよくするために、鉢やプランターの底に砂利や細かい軽石を敷いてから土を盛ります。
そのため、土と一緒に砂利や軽石も忘れずに準備しましょう。

その他、作業用のゴム手袋や水やり用のジョウロ、スコップなどがあると便利ですので、必要に応じてそろえてくださいね。

その他、気をつけておく点はどんなこと?

■廃土が出たら自治体指定の方法できちんと廃棄しましょう
植物を育てていれば、植え替えのタイミングが必ずやってきます。
その際は鉢やプランターの土も入れ替えることになりますが、廃土はベランダの排水溝や雨どいには絶対に捨てないようにしましょう。

お住まいの各自治体に確認し、所定の方法で廃棄するようにしてください。
また、ホームセンターなどで引き取りしてくれる場合もありますので、お近くのホームセンターに確認してみるのも良いでしょう。


■ベランダの手すりの外側に鉢やプランターを設置しない
鉢などに植えられた植物を、ベランダの手すりにつるしている光景をよく見かけますよね。
しかし、事故につながる危険性があるため、鉢を家の外側に向けて設置するのは避けましょう。
鉢の落下による危険を防ぐことはもちろんですが、日頃の水やりや管理で近隣とのトラブルに発展することもあり得ますので、設置場所には十分注意してください。


■規約を守り、火事や緊急避難時に必要なスペースを確保する
ベランダで植物を育てる際は、まず物干しや布団干しなどに使うスペースを確保しておく必要があります。
また、ベランダに避難経路がある場合は、必ずそのスペースを空けておく義務があります。建物の管理規約内容を確認し、規約に沿ったエリア内でガーデニングを行うようにしましょう。

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